ま行

マーシャリング(marshalling)

コンテナヤード内において,本船揚げ積みプランに基づき,あらかじめコンテナを配列することをいい,その場所をマーシャリングヤード(MY=Marshalling Yard)という。

マカダム舗装

砕石を締め固めた舗装で,水締めマカダム,タールマカダム,アスファルトマカダムなどがある。

マキラドーラ(Maquiladora)

メキシコの外貨獲得・失業救済を目的として,米国との国境地帯(主にシウダーファレス,ティファナ)に設けた関税免除輸出加工制度のこと。企業が外国から部品を調達し,それをメキシコ国内で加工・組立した上で米国へ輸出するならば,輸出した部品に関税をかけないという制度。当制度を利用して進出した企業は,約2000社(米企業9割)47万人が雇用されている。1994年(平成6年)1月に発効されたNAFTA(北米自由貿易協定)により,2001年(平成13年)に撤廃される。

マトソン方式

→ストラドルキャリア

マニフェスト(manifest)

本船の積載貨物を積み地,揚げ地,船荷証券番号別に,貨物明細,受け荷主等を記載した積み荷の一覧表の目録である。通関上の必要書類で,各国揚地税関は,本船入港の際に,船長署名入りマニフェストの提出を求め,貨物の取り締まり及び課税を行う。

マリーナ(marina)

ヨットの係留施設と,ヨットを楽しむための宿泊その他の設備を含めた総合的な施設の名称。

丸シップ

日本船を外国船主に裸貸しし,外国船員を配乗し,これを再び日本船主に定期用船に出した船。

満載吃水(full load draft)

船の長さの中央においてキール(竜骨)の上面より満載吃水線までの垂直距離をいう。満載吃水は,国際満載吃水線条約により制限があり,それを超えて積載することは安全性から許されない。

満載排水トン

船が満載吃水線まで沈んだときの排水トン数のことをいう。船が水に浮いているときは,水線下の体積と等しい水を排除する。この水の量を排水量といい,重量で表したのが排水トン数という。

実入りコンテナ(loaded container)

貨物を積載した状態のコンテナをいう。

水先人

→パイロット

盟外船

特定外国航路の海運同盟に加盟していない船主を盟外船主(outsider)といい,その航路に就航している盟外船主の船舶を盟外船という。

メンテナンス・ショップ(MS:Maintenance Shop)

コンテナ自体の検査,補修,使用前後の清掃等をはじめ,コンテナターミナル内で使用する機器の維持補修等を行う修理工場をいう。大型のコンテナターミナルの一角にこの設備をもっている。

モーターボート(motorboat)

船体のわりに軽量大馬力のエンジンを搭載し,構造が軽く,丈夫で高速で走る小型の船を一般的にモーターボートと呼んでいる。米国沿岸警備隊では65フィート以下のスティーム・エンジン付き以外のすべての船をモーターボートと規定し,それ以上の長さを持つ一般船舶と区分している。

モーダルシフト

輸送形態の変換を意味する。特に国内での貨物輸送手段をトラックから省エネルギー型で大量輸送できる鉄道,海上輸送へシフトすること。環境問題,交通問題等の解決の一貫として,幹線貨物輸送を内航船にシフトする動きが強まっている。

物揚場(ものあげば)

岸壁,さん橋のうち,主にはしけの貨物の積み卸しに使用されるもので,通常水深が4.5メートル未満(小型係船岸)のものをいう。