C

C&F(Cost and Freight)

CIFの変形として海上保険(insurance)を買い手自らが手配し,保険料を省いた貿易取引の基本条件。(参)CIF,FOB

CAF(Currency Adjustment Factor)

海上運賃の構成要素。通貨変動による船社の損失をhedgeするためのもので,積み地国別にその都度変動がある。

CAJEA(Coucil of All Japan Exporter’s Association)

全日本輸出組合協議会。31の業種別輸出組合からなる団体。メンバーの共通利益にかかる問題についての意見調整や情報交換を行う。

CAPTAIN(Character And Pattern Telephone Access Information Network System)

文字図形情報ネットワークシステム。中央の記憶装置に集められた情報から必要なものを,電話で呼び出して文字と図形でテレビに映す方式。

C/B(Charter Base)

船の運航損益の指標。本船1航海における運賃収入より運航経費を差し引いた運航損益を,30日,1載貨重量トンあたりに表現したもの。

CBR(Commodity Box Rate)

品目別ボックスレートのこと。1本のコンテナに単一商品が入っている場合,品目別に設定されたボックスレートのこと。(参)FAK

CBU(Complete Built Up)

完成品。通常,完成車のことを指す。

CD(Cash Dispenser)

現金支払機。

CD(Negotiatable Certificate of Deposit)

譲渡性(定期)預金。Cash Dispenserと区分するため,銀行関係者は,NCDと呼ぶこともある。

CDIT(Coastal Development Institute of Technology)

(財)沿岸開発技術研究センターの英文名。同センターは,昭和58年9月,運輸省所管の団体として設立。

CDS(Construction Differential Subsidy)

建造差額補助。1936年の米商船法に定められ,以来,ODSと並び米国海事産業助成の重要な柱の一つであったが,1982年予算から休止状態にある。

CFS(Container Freight Station)

LCL貨物の受渡し,保管,コンテナへの抓み込み及び取り出し作業を行う上屋をいう。

CHC(Container Handling Charge)

オフドックを中心としてからコンテナにかかるLO/LO,蔵置,横もち等の費用の一部を補填するため,船社又は同盟・協定が課徴しているチャージ。コンテナ貨物の取扱増により,オフドックコンテナのハンドリングが増え,運賃でカバーできないコストがふくれあがり,国内でのコンテナ回送費もふくれあがり船社の採算圧迫要因の一つになっている。これをカバーするため東南アジア関係の同盟・協定が1992年から導入した。

CIF(Cost,Insurance and Freight)

貿易取引の基本条件として,今日最も多く用いられる運賃,保険料込み渡しのこと。売り手は,輸送港の本船に約定品を積み込むまでの危険と費用を負担するほか,任向地までの運賃と保険料を負担しなくてはならない。約定品の所有権は,船積書類を売り手が整え,これを買い手に引き渡し正式に移転する。たとえば横浜からオークランドへ輸出する場合は,CIF Oaklandと付記する。(参)C&F,FOB

CIQ(Customs,Immigration,Quarantine)

税関,出入国管理,検疫の略。開港(海・空港)の基本要件で日本の主要港のほとんどはCIQ体制が整備されている。

CKD(Complete Knock Down)

半完成品。通常海外現地工場向け自動車部品のことをいう。

CLB(China Land Bridge)

チャイナランドブリッジ。中国大陸を経由して中央アジア,中東,欧州を結ぶコンテナによる複合一貫輸送ルート。1992年12月に中国鉄道部が仕立てた1番列車が出発,営業運転を開始。日本では,(株)日新が輸送第一号になったが,現状は,カザフまでの輸送にとどまっている。

CLP(Container Load Plan)

バンニングされた貨物のコンテナ内積付表のことをいい,コンテナごとに作成され,ヤードに搬入する際にオペレーターに提出され本船積付プランや,揚げ地において輸送手続き,デバンニング作業などに広く利用されている。

CNR(Canadian National Railways)

カナダ国有鉄道。輸送,通信,ホテル,不動産などを傘下に持つ公営企業体CN(Canadian National)の中核企業。営業路線は3万2,000マイルにおよぶ北米最大の鉄道。

COA(Contract of Affreightment)

数量運送契約。一定期間に,一定数量の特定貨物を特定の積み地または地域から,特定の揚げ地または地域に一定の運賃率で輸送する契約。

COD(Change of Destination)

揚変。揚げ地変更,仕向け地変更をいう。

COD(Chemical Oxygen Demand)

化学的酸素要求量。BODと同じく河川などの汚れ具合を示す数値。水中の有機物など汚染源となる物質を酸化剤(過マンガン酸カリや重クロム酸カリ等)で酸化するのに消費される酸素の量をPPMで表したもの。

COD(Continued On Docket)

継続審議。たとえば会議で審議された案件が,次回会議に審議持ち越しになった場合,「本件はCODにします」というように使われる。

COFC(Container On Flat Car)

コンテナを直接貨車積みする方式。(参)TOFC

CONSOLI

Consolidationの略。→混載

CPP(Controllable Pitch Propeller)

→可変ピッチプロペラ

CR(Commodity Rate)

品目別運賃。同盟に採用されている在来船用の品目別に設定されているもの。(参)CBR

CSC(international Convention for Safe Containers)

コンテナ安全条約。1972年11月に開催された国際コンテナ輸送会議において採択されたコンテナの安全に関する条約。1977年9月に発行された。(ただし,航空機用のコンテナは除かれる。)

CSG(Consultative Shipping Group)

先進国海運担当官会議。海運閣僚会議(Meeting of Ministers of Shipping)の下部組織で,ノルウェー,スウェーデン,デンマーク,フィンランド,オランダ,ベルギー,英,仏,独,伊,スペイン,ギリシャ,日本の13カ国で構成。

CTI(Container Transport International,Inc.)

1956年設立。1968年Leasco Corp.に買収された世界最大の米国コンテナリース会社。日本代理店はCTI World Trade Corp.。

CTO(CombinedTransportOperator)

→NVOCC

CY(Container Yard)

コンテナヤード。CL貨物の集荷,保管,蔵置や,空コンテナを受け渡しする場所。

CY CUT日

貨物のCYやCFSへの搬入締め切り日のことで、通常はCYは本船入港日の前日、CFSは本船入港日の2日前となっている。